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           メール・マガジン

      「FNサービス 問題解決おたすけマン」

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    ★第133号       ’02−04−12★

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     ダメ時計    

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●<政治>はこのメルマガの

 

趣旨を超えたテーマだし、すでに告白した通り「おたすけマン」は本質

ノン・ポリですが、こう次々色々あっては知らん顔もしていられません。

 

 

社民党辻元女史の<事故>は、ハイウェイを快調に走っていたスポーツ・

カーが、急カーブを曲がり損ねて吹っ飛んだようなもの。 注意力不足

が災いしてスピン、運転技量未熟でグリップ取り戻せず、アウト!

 

だが、真の原因は昔の整備不良、その元はマニュアル軽視。 党の指導

が良くなかったと思われますが、本人、そこまでは喋りたがらなかった。

 

どうなってるんだ、その関係?  と、疑わせるのが狙い、なら彼女も

隅に置けませんが、そんな奥行きのある話かどうか?  で、

 

*   *

 

たまたま前号で触れた「時を告げる」、「時計を作る」の2タイプ論に

当てはめると、辻元女史はもちろん「告げる」方。 その特性を生かす

べく参加した社民党は、しかしながら良い「時計」ではなかった。

 

「ハンターイ!」としか「時を告げ」ない単細胞「時計」。 トップが

そういう人だから、どうせろくな時計じゃあるまいと想像すれば普通だ

ろうが、その人を「尊敬していた」彼女は想像しなかった。

 

知人の話では辻元女史、たいへん頭が良く、誠実な人。 誰しも<自分

がモノサシ>なので、土井党首のこともそのモノサシで測ったのだろう、

議員立候補を引き受けた。 それが間違いの第一。 第二は第一の延長、

「議員は辞めても、社民党には残る」と決心したこと。

 

ある種の<誠実>は認めるとしても、<たいへん頭が良>いとは私には

思えません。 報道される言動、全く Rational じゃないんだから、、

 

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●かつて「ヤルッキャナーイ!」

 

で人気を得た土井女史、大して「ヤル」と見えぬまま今日に至っており

ますが、技法的に見れば何も出来なくてアタリマエ。 そんな漠然たる

指示で人が動くわけ無い。 動かしたかったら、

 

Rational Process で言えば<ステートメント>、即ち<課題>の形で

示すに限ります。 僅か1行、「何のために何をする」と。 その点で

時たま参考になる場面を提供してくれるのは、橋本龍太郎氏。

 

追いすがる取材者に、「誰が?」、「何を?」、「何のために?」、と

切り返し、相手の甘さを衝く。 まずあのように自問し、その上で端的

具体的に指示するのでないと、たまに人が動いても間違いや無駄ばかり。

 

何故なら、「やれぇ!」だけで「おう!」と立ち上がるのは<M>の人

(第47号参照)。 ただ「ヤルッキャナーイ!」はM的、そのかけ声

に従う集団もまた素質<M>。 無風状態でなら<H>風を装っている

ことも可能だろうが、刺激されるとたちまち本来のM性が飛び出す、、

 

たとえば土井党首、辻元<事故>にうろたえ、確かな調べもせずに早々

「万全、バック・アップします」。 え? いいの? すると間もなく、

「辞職すべき、、」。  ほーら、ね!  自ら値打ちを下げている。

 

よく見定めずにヤルッキャナーイ!では、<M>以下、かも。

 

 

類に呼ばれた友、辻元女史の「ソーリ! ソーリ! 、、、」は場所柄

不相応。 <M>丸出しでしたが、その後の「総理にはガッカリします

よ」はさらに不適切でガッカリさせられた。

 

それは本人の実感だろう、否定はしないが、そこで吐露して何になる?

質問者は事実を求めるべきで、答えに不満足なら質問を重ねて切り込む

のみ。 相手の応じ方も予測し、質問を多様に準備しておくべきでした。

 

その反省があれば、「ソーリ! ソーリ!、、」をトレード・マーク?

にすることも無かったろうが、以後も叫んでハシャぎ、舞い上がり気分。

おいキミ、嬉しがっていて良いのか、、と<H>なら心配するが、

 

M的党首は手綱を引くどころか、疑惑発覚の寸前まで、そうした辻元氏

の言動を<絶賛>。 <M>の目に喜ばしく映るのはM的行動、という

リクツです。 それで勢いづいたか、 

 

「疑惑の総合商社!」や「度忘れ禁止法違反!」。 そんな<意見>は

時間の無駄、質問者なのだからあくまでも<事実>で迫れ、と注文して

いたら土井さん、私もあなたを少しは見直したでしょうけど、ね、、

 

適時適切、教育を施すことは良い組織の<良さ>の維持に不可欠ですが、

社民党はどうやら正反対。 <トップの質>が「時計」の質を決める、、

 

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●辻元女史が非難された理由の

 

第一は基本的に不正を働いたこと、第二は最初の記者会見で嘘をついた

こと、第三は党の調査結果発表を待たず民放番組で自説を主張したこと、

 

第四に他議員の同様行為について情報を公開するとし(実際、何人かの

実名を挙げ)たこと。 どれも<選良>にあるまじきこと、

 

ではあるが、第一、第二は彼女だけの問題かどうか。  即ち<第一>、

不正を働くために議員になったわけなかろう。 そのウロウロ新米議員

がカネの作り方だけは老獪、、 では辻褄が合うまい。

 

<第二>はTV画面ですでに不自然歴然。 「何をかばってるんだ?」

門外漢にもピンと来るのだから、社民党幹部や関係者はみんな先刻承知

のはず。 「時計」を壊さない、ための嘘に違いありません。

 

 

だが本人も、やむなくであれ<嘘>を選んだのなら、いっそ上手にその

場を切り抜けなくちゃいけない。 が、<M>の演技力、学芸会レベル。

 

また<H>なら、それがもたらすマイナス影響まで考えたろう。 もし

考えれば、そりゃマズイ、止めとこう、、になったはず。 だが、

 

止めなかった。 じゃ、マイナス影響を克服する策があって踏み切った

のか? いや、それがあったら、早々の前言訂正も「時計」から辞職を

求められることも無くて済んだろう。 いわば、<M>の悲劇、、

 

*   *

 

一方、看板娘の不祥事を解明する土井「時計」、<議論の本職>集団に

しては時間をかけた割に調査もシミュレーションも不十分。 機能不全

が時の告げ方にも表われ、「どういうことがどういうことになっている

のか、サッパリ分からない」。 私はバカです、、か。

 

<問題>を要素に分ければ<対象>と<現象>、それが両方とも分から

ない、問題が何か、把握も出来ないとおっしゃる。 分からないものは

解きようも無い。 やれやれ、政党は問題解決のための集団であろうに、

 

そのトップがこれでは、、と思われる、とは思いませんか、土井党首?

それでも嘘をつき続けますか? いったいあなた方、何のための存在?

 

正しく時を告げない時計は<不燃ゴミ>、棄ててスッキリしましょうや。

 

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●振り返れば

 

この「時計」、メンテナンスの点でもダメだった。 たとえば山本議員

事件で各党自粛に向かった時、<それまで>の始末の仕方や<今後>の

安全対策など、綿密にフォローしておくべきでした。

 

「時計」の指導不十分か辻元氏の怠慢か、ついに辞任記者会見でも明言

に至らず。 さすがに「党の方針でした」とは言えない、

 

その自己正当化願望が<第三>、<第四>につながるのは、人情として

理解しないではないが、いかにもマイナスが大きすぎた。 まずDAを、

そしてPPAも、とか勧める<秘書>を置くべきだよなあ。 

 

  彼女の度重なる「クヤシー!」、<怨>イデオロギーの社民「時計」

  ではウケるだろうが、ウラミツラミで世渡りに成功する人はいない。

  そう悟れば、今回の経験も彼女にとって無駄ではないのだが、、

 

我が身を俎上に置く代わりに政界浄化を、、と望むヒタムキさも、聞き

ようでは引かれ者の小唄。 つい身の程を忘れるあたりが<M>だよな。

また、その彼女を、

 

「説得できなかった」党首も情けない。 そうしない方が良い<根拠>

を整然と示さなかったのでは? いや、むしろ<示せなかった>のかも。

いずれにせよ、説得できないトップ、じゃ「時計」は保ちません。

 

 

辻元女史に反省の色が見えない、という指摘もあった。 ハシャグのは

反省が無いから、と書いた通り、それは彼女に期待すべくもない。 が、

 

観点はさまざま、何と「歯並びのせい」とする人も。 「少し笑っても

<沢山>に見える」と。 イケイケの時は有利だが、しおらしく見せる

べき時には、、 うーむ、たしかに不利。

 

もう一つは彼女の<日教組語法>のせい。 「<したい>と<思って>

います」では<想い>が二重。 そんなにボカすんじゃ、せずに終わる

こともあり得るな、、、 信用しにくい。

 

本気なら、「お詫びします」、「後悔しています」、「今後このように

します」、「許して下さい」など、<そのまま>言うものですよ。

 

社民党は社会党、社会党と言えば日教組。 たどれば「思います」言葉

が彼らの日常用語であって不思議ないが、<しない>余地を残しながら

誠意あるかのごとく装うのは詐欺的話法だ、と私は「思います」。

 

実際土井党首、社会党時代から間違った主張を重ねて来たことに対して

詫びたことが無い。 即ち、言うだけの人、言い放しの人、正確に<時

を告げる>ことが無かった人。 今回の応答ぶりもしかり。

 

言葉は論理を組み立て、人々をつないで組織に組み立てるツールですが、

<日教組語法>は明確さを欠く、いわば<不良工具>。 それじゃ議論

は出来まい、「時計」はシッカリ組立つまい。

 

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●何より責められるべきは

 

立法府に身を置きながら違法行為を働いたことだ、とおっしゃる向きも

あるが、それを言うなら司法、行政、どこもかしこも、の現状。 法の

適用が、そんな恣意的なことであって良いのか、問いたいことばかり。

 

<政策秘書>、公設秘書中最高の報酬額なのだから最重要の役目に違い

ない。 それが<最後に>設けられたのは不自然。 公費捻出の便宜的

手段としてこじ付けられたもの、と見て誤りあるまい。

 

<政策>オンチ議員ばかりで困る、これで何とかしなさい、で国が提供

した秘書なら<最後>も分からなくはないが、国会議員って、その種の

スタッフも持たずになる、いや、なれるようなものなのかね?  また

 

私設と公設、秘書の給与が仕事の質を反映するならともかく、公高私低、

格差が甚だしい。 <公務員の給与>全体、不当に高いのではないかと

すら疑いたくなる。 議会「時計」、<標準時>からズレてるんじゃ?

 

 

と、見回し始めると、おや、そこら中がフラクタル! どこもかしこも

狂った「時計」ばかり。 さらにズーム・アウトしたら、、 ワーオ!

 

これぞウォルフレンの「人間を幸福にしない<日本>という<時計>」。

落語風に締め括れば、こんな狂った「時計」、私ゃ住んでいたくない、、

 

で、野茂もイチローも、中村修二教授も、、いなくなっちゃったんだな、、

                          ■竹島元一■

 

    ■今週の<私の写真集から>は ★狂った季節★

 

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